声の仕事である声優の収入だけで食べていくことはできるのか

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よく言われるように、新人の場合、声優の仕事だけで食べていくのは大変でしょう。
事務所に所属していても、仕事がなければ収入がないからです。
ただ、新人でもアニメのレギュラーが週に2本あれば、食べていくことはできるでしょう。
しかし、そのレギュラーを獲得すること自体が困難な状況にある現在、新人で週に2本のレギュラーを持つこと自体が非常に難関なのです。
やはりレギュラー、特に主役級のキャラクターには人気のある声優に決まりがちですので、新人には厳しいのが現実といえるでしょう。

普通の新人は、単発の1本ずつの仕事をこなしながら、レギュラーが来るのをじっと待ちます。
それが半年で済むか、一年で済むかはわかりません。
5年もがんばってレギュラー1本とれない人もいますし、それは決して珍しくないことです。
当然それだけでは食べていけないので、アルバイトをしながら、その時期を過ごすことになります。
ただ、いつ仕事が入ってくるかわからないので、アルバイトも時間の自由の利くものを探さなければならないでしょう。
そんな都合のいいアルバイトを探すのがまた大変だったりします。




人によっては、この仕事のない時期をのりきるために、十分にお金を貯めてからのぞむ人もいるでしょう。
社会人を経験してから声優を目指す人もたくさんいるからです。
声優の仕事を探すなら、地方に住んでいれば上京することになるでしょうが、そういった人は、最初から東京に住んでいる人に比べ、金銭面含めての苦労も多いでしょう。

声優に必要な才能とは

声優にとって必要なものは、セリフなどを読んで感じることと、それを表現することです。
いわゆる声優としての演技力ということですが、この演技力、表現力が優れているほど才能のある人といえるでしょう。
もちろん、いきなりそのような才能が花開いている人は少ないので、これから声優になろうという人は、養成システムなどで、この才能を発見してもらい、磨き伸ばしていきます。
そのための努力ができるかどうかも才能のうちでしょう。
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また、声自体の個性も当然関係してくるでしょう。
よく声に特徴がある人のほうが声優に有利といわれますが、声に特徴があるということは、ある面ではプラスですし、ある面ではマイナスともいえます。
特徴がある声というのは印象が強いため、特定の役柄を手に入れやすいといえます。
声優としてこれはプラスといえます。
反面、印象が強すぎて役柄が固定してしまったり、キャスティングする側に飽きられてしまったりというマイナス面もあるのです。
そのようなことがあるため、声に特徴がないからと声優としてダメとはいえないのでそこは心配しなくていいでしょう。

また、ルックスを気にする人もいるでしょう。
昔は声優といえば顔はまったく知られず、声だけの存在でしたが、女性声優のアイドル化が叫ばれている最近の流れの中で、それらを無視することはできないかもしれません。
実際、番組の宣伝で顔出しコメントを求められる番組も増えてきています。
だからといって、女性の声優がみんなきれいな人ばかり生き残っているかというとそうともえいないという印象があります。
それでも、アイドル声優になれる人はCDを出したり、ライブで人が多く集まったりと別の声優以外の仕事が増えるので収入にはやはり関係してくる面もあるでしょう。

あとは学歴ですが、これはほぼ気にする必要はないようです。
とはいえ、声優の養成所では高校卒業が入所の条件になっているところも多いので、高校は出ておいたほうがいい、とはいえます。

また、今の時代だと知名度さえ得られればユーチューバーのような個人的な活動で収入を得ていくという方法もありますね
ただ、無名だと見た目が相当いいか、トーク力がないとなかなか厳しいというのが現状でしょう




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